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サウジ・アラムコの上場の時期はいつか。時価総額ではアップルを抜く?

THINKs THINKs-経済

サウジ・アラムコとは

サウジ・アラムコ

サウジ・アラムコはサウジアラビア王国の国営石油会社です。

 

原油埋蔵量、生産量とも世界最大の規模を誇ります。

最大といってもどれほどかわからないと思います。比較するならば、上場企業で石油メジャー最大のエクソン・モービルの10倍超となる2500億バレル以上の確認埋蔵量があるとされています。

 

そのサウジ・アラムコが上場となればインパクトは大きなものとなります。

 

 

サウジ・アラムコの歴史ですが、そのはじまりは1933年になります。

 

1933年。カリフォルニア・アラビアン・スタンダード・オイル・カンパニー(通称カソックCASOC)として始まります。

当時の株主はアメリカの石油会社、スタンダード・オイル・オブ・カリフォルニア(通称ソーカル。現在のシェブロン)で、アメリカ資本が入っていました。

その後カソックはダーランで石油を掘り当てます。現在のサウジ・アラムコの本社はダーランにあります。

サウジ・アラムコ本社

出典:File:AramcoCoreArea.jpg - Wikimedia Commons

 

1944年。カソックはアラビアン・アメリカン・オイル・カンパニーに会社名を変更します。アラムコとはこれを略したものです。

その後、現在のエクソン・モービルなどの株主を加えて経営を続けていきますが、1973年にサウジアラビア政府が経営に参加。さらに1980年に100%の参加となりアラムコは実質的に国有化されることになります。

 

 

サウジ・アラムコの規模

サウジ・アラムコの規模はその埋蔵量だけでも石油メジャーのエクソン・モービルの10倍超となっています。

f:id:wabisukenouta:20160704155839j:plain

出典:未曾有のIPO仕切るサウジ・プリンスの改革 | アジア諸国 | 東洋経済オンライン | 経済ニュースの新基準

 

サウジ・アラムコの時価総額は正確にはわかっておりません。これから算定されるといわれていますが、控えめにみても2兆ドル(日本円で200兆円以上)といわれています。

 

これがどれだけ大きいかを比較しますと、時価総額で世界一のアップル。またGoogleを傘下に持つアルファベットの4倍となります。

下の画像は2016年6月末の時価総額ランキングの10位までです(※画像の単位は10億ドル)。

時価総額

出典:世界時価総額ランキング2016 ― World Stock Market Capitalization Ranking 2016

 

 サウジ・アラムコの規模がどれほど巨大かがわかります。

しかしそのすべてが上場するわけではありません。およそ5%の株式を上場させる計画です。

「たったの5%か?」

そうです。たったの5%ですが、5%といってもおよそ1000億ドルです。これは2014年にアメリカで上場した中国企業のアリババが過去最高の250億ドルでニュースにもなりましたが、そのアリババの軽く4倍となります。

 

これだけの規模の上場ですので市場に与えるインパクトはどれほどのものになるのでしょうか。

(※時価総額は正確に算定されていないので情報によっては開きがあります)

 

 

サウジ・アラムコの上場の背景

証券会社

サウジ・アラムコの上場の背景には原油価格の下落があるといわれています。

言うまでもなくサウジアラビアは石油に多く依存してきました。原油市場に対する影響力もあります。

現在の原油価格は50ドル前後で推移しています。一時期は20ドル台に突入しました。

原油価格が持ち直し傾向にあるとはいえ、このまま原油安が続けば、サウジアラビアの財政は赤字が続くことになります。

また、サウジアラビアは隣国であるイエメンへの軍事介入も行い、その戦費が膨らんでいます。

 

原油安と戦費で財政は火の車です。その解決策がサウジ・アラムコの上場ということです。

この上場により現金を手に入れて、財政赤字を減らし、財政改革を進めることになります。

財政改革は、ムハンマド・ビン・サルマン副皇太子が中心になり打ち出された経済改革計画『ビジョン2030』で示されています。

www.meij.or.jp

こちらがムハンマド・ビン・サルマン副皇太子です。

ムハンマド・ビン・サルマン副皇太子

出典:サウジアラビアの「救世主」か「暴君」か──脱・原油を掲げるミレニアル世代のプリンスが世界のパワーバランスを変える? | クーリエ・ジャポン

 

上場の時期と市場

気になるサウジ・アラムコの上場時期はいつになるのでしょうか。

そしてどこの市場に上場するのでしょうか。

 

上場時期

時期については明確に決まっていません。ですが現在わかっている情報として、早くても2017年にはIPOを行いたいとしています。

これだけの規模になりますから、準備時間も必要ということです。

 

上場市場

上場する市場ですが、サウジアラビアにも証券取引所はあります。『タダウル』証券取引所といいますが、ここでは市場規模が小さすぎるため、他の候補としてニューヨーク。さらにはロンドンや香港も検討されています。

 

 

まとめ

サウジ・アラムコの上場はまだ先になりますが、そこに向けて着々と準備が進んでいきます。

原油価格によってその評価も大きく上下するかもしれませんが、その原油価格に大きな影響力を持つサウジアラビアですので、原油価格がもう一度低迷すると予想するのも危険です。

原油の安定。さらにはサウジ・アラムコの上場と、石油関連企業も今後は活気づいてくるかもしれません。

 

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