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北海道新幹線の予約率25%。盛り上がらない船出。新幹線よりななつ星

問題だらけの新幹線

新幹線

3月26日に北海道新幹線が開業しました。

新青森駅と新函館北斗駅を結ぶ149キロが開業したことにより、新幹線で北海道は東京と結ばれたことになります。

 

当日のテレビニュースで生放送しておりわいわい騒いでいましたが、ネットニュースでは問題点も指摘されています。

 

たとえば、今回の新幹線の開通で道内にもたらされる経済効果は年間136億円だそうですが、JR北海道は開業3年間は毎年48億円の赤字を垂れ流すようです。

headlines.yahoo.co.jp

 

JR北海道は赤字続きです。広大な大地に電車を走らせているうえに、それを利用する乗客の数が見合っていません。

さらに安全のために、特に冬場の点検を怠ることはできません。厳しい環境で電車を走らせるのは大変なことです。

新幹線の開業でダイヤも変わります。それにより在来線の本数が減らされ、利用者にも影響がでます。

 

こんなニュースもあります。

平均指定席の予約率は25%とかなり低い数字となっています。

zasshi.news.yahoo.co.jp

 

「イマイチ盛り上がらない」て、そりゃそうですよ。わかり切ってたことです。

 

札幌に繋げてなんぼ

みなさんが北海道に来る理由はなんでしょうか。

 

ビジネスの人以外では、元々が道産子で帰郷のため。そうでなければ観光が大部分です。

 

北海道でのビジネスの拠点は札幌です。もちろん函館や旭川などもあるでしょう。しかし主要な場所は札幌となります。

羽田新千歳間が「ドル箱路線」と言われているぐらいです。大手航空会社よりも安く飛行機に乗れるとして新規参入したエア・ドゥやスカイマークはその牙城を崩すことはできず大手の傘下に入りました。それだけ羽田新千歳間はシェアを奪われたくないウハウハな区間なのです。

 

わたくしは前々から北海道新幹線が開業しても札幌に帰るときに新幹線は使わないと言ってきました。

興味本位で一度は乗るかもしれませんが、わざわざ新函館北斗駅なんて、なにもない土地に降りて、そこから特急のスーパー北斗に3時間弱乗って札幌に行こうなどとは考えもつきませんでした。まさに時間の無駄遣いです。

 

札幌に繋がっていないのなら、北海道に新幹線を走らせること自体、現段階ではあまり意味がないとわたくしは思います。

札幌開通まで待てばよかったものを、一刻も早く走らせたい人がいたのかどうかはわかりませんが、理由はどうあれ中途半端な新函館北斗駅なんかに駅を構えてしまいました。

さらに4時間の壁がどうとか。そもそもビジネスマン以外で北海道にくる人のほとんどが観光です。その観光客が移動時間を気にしていると考えること自体不思議でなりません。

北海道という海峡を一つ越えた場所に向かうのに新幹線が飛行機と張り合うのはちがうのではと思います。

 

地方活性化などにならない

北海道新幹線に先駆けて開業した北陸新幹線。こちらと比べても意味はないのですが、たとえば移動時間だけを見ても、こちらは片道2時間弱。往復でも5時間以内です。

かたや北海道新幹線。4時間を切ったとか切らないとか。さらに新函館北斗駅なんかにだれも用事はないので、目的地の函館までは電車で15分ほど。片道4時間30分としても往復で9時間ですか。

 

何度も言うように、

北海道に来る人でビジネスの人は札幌。だから飛行機を使う。

観光の人は日帰りで北海道に来るなんてことはほとんどないでしょう。何日間かは滞在します。

 

函館はいいところです。

ただ新幹線を繋げたところで北海道の活性化の起爆剤になるかといわれれば、ほど遠いとわたくしは思います。

 

むしろ逆効果も予想されます。

これまでは函館と札幌は特急で片道3時間弱で行けました。休日に函館から札幌に流れていた人が、新幹線が繋がったことで函館から東京に流れる懸念があります。

移動時間が一時間多くなるだけで、

「北の街サッポロ」

ではなく、

「世界のTokyo」

に行くことができるのですから、買い物にわざわざ札幌に行こうとは思わなくなります。北海道で消費するのではなく、東京に持っていかれるのです。

新幹線開業で地方にお金が落ちるかもしれませんが、地方の人も東京にお金を落とせる機会が増えるわけです。

www.kahoku.co.jp

gakuseinom.exblog.jp

 

地方には地方の時間の流れがある

地方を活性化するには企業を誘致するか、その土地で雇用が生まれるような企業を興さなければなりません。

幸いにも、今は東京でなければ仕事ができないということはありません。もちろん最低限、直接人に会うことも必要となりますが、会議などはネット会議、スカイプなどがあればその場に集まる必要はありません。

 

また、提供している商品がスマホゲームやアプリなどのIT系であれば、ネット回線だけしっかりしていれば土地は選びません。

そういった企業が拠点を地方に移してくれれば活性化に繋がります。今の福岡にIT企業が増えたように。

 

いっそのこと北海道の寒さをポジティブに考えて、巨大なデータセンターを作るのはどうでしょうか。冷却装置は天然の寒さです。経費削減になります。IBMぐらいの世界的企業を誘致すればおもしろいですね。

 

 

北海道という土地を考えたとき、一番経済効果が見込めるのは観光です。たぶんこれしかありません。

 

観光に求めるものはほとんど北海道にあるのではないでしょうか。

 

まずは時間。

札幌の時間の流れを基準にすると、東京はその2倍3倍のスピードで進んでいるような感覚になります。

東京は街も人も、激しい川の流れのようです。この感覚は札幌などの地方と、東京で生活した人にはわかる違いです。

 

観光にくる人は東京のスピードを求めているのではありません。穏やかな時間の流れを求めているのです。

それが北海道などの地方にはあります。

 

次は自然と食べ物。 

北海道には春夏秋冬があり、自然があり、食べ物はなにを食べてもおいしいものばかりです。

また小樽や富良野、そして函館などの観光場所も多くあります。

北海道に観光にくる目的はこれらを楽しむためです。

 

 

北海道に新幹線を通すよりも、真似するはJR九州のななつ星です。

 

豪華列車で北海道の大自然を時間をかけて走るのです。たとえチケットの値段が高くても予約が殺到すると思います。

 

JR九州はこのななつ星が赤字続きだとしていますが、赤字だからと切り捨てるのか、黒字だから残すのかという議論ではなく将来を見据えて判断すべきとしています。

 

一年中観光客が楽しめるようにして、豪華列車を観光の目玉の一つにするのです。

豪華列車がすぐに造れないなら、北斗星やカシオペアを走らせたらどうでしょう。JR北海道さん。

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