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【GE株を考える】GEは2016年260億ドルを株主に還元。それはこれからおこなわれるはず

世界最大のコングロマリット

アメリカ株 GE

 

GE事業再編

GEは世界最大のコングロマリットです。

事業は航空機エンジン製造から医療機器、金融事業から白物家電まで多岐に渡っています。

wabisuke.hatenablog.jp

 

現在、GEは事業再編の真っただ中です。とくにGE全体で利益の大きかった金融部門であるGEキャピタルを売却します。

 

すでに2015年に事業再編後の株主への還元方針も報告されています。

 

2015年4月に発表されたものでは、GEは金融部門の大半を売却。最大で900億ドルの株主還元を行う方針を表明しました。これまでの多角経営から産業部門に特化と方向転換します。

 

およそ230億ドルの不動産資産は、アメリカ銀行大手のウェルズ・ファーゴ。さらには投資会社ブラックストーンへの売却が決まりました。

 

GEの再編計画では、最大500億ドルの自社株買い。また今後2年間でおよそ300億ドルの不動産資産を売却するほか、GEキャピタルの売却を進める予定。2018年までに利益の90%超を本業となる産業部門で稼ぐ計画です。

株主への還元として配当と500億ドルの自社株買いを予定してします。

 

GEが金融部門のGEキャピタルを売却するのはリーマンショック後にアメリカが設けたSIFIsからの規制を避けるためもあったと思われます。

 

SIFIsとは

GEを紹介した過去の記事にも書いていますが簡単に説明します。

 

アメリカはリーマンショックの教訓から重要な金融機関に規制を設けました。システム上重要な金融機関(SIFIs)とは、事業や取引規模が大きいため、万が一破綻すると金融システムに大きな影響を与える金融機関のことを指します。

リーマンショック後、金融機関の不適切なリスクテイクを抑制し、モラルハザード防止ため、自己資本規制の強化。リスクの高い業務に対する規制。破綻処理制度の整備等が進められてきました。

SIFIsに認定されたということは、万一破綻した場合に経済全体に甚大な影響をおよぼす可能性が高いということです。

GEが売却をすすめている金融部門のGEキャピタルは、資産規模でアメリカ7位の金融機関です。

GEキャピタルを売却することで金融部門との結びつきが緩くなります。そうすればSIFIs認定を取り消すことも可能となり、経営資源を本業に集中することができるようになるということです。

 

260億ドルの還元。お荷物だった白物家電部門も売却

2015年12月のニュースでは、2016年に配当と自社株購入で260億ドル(およそ3兆1900億円)を株主還元するとありました。

CEOのジェフリー・イメルトによると配当におよそ80億ドル、自社株購入に180億ドルという内訳です。

www.bloomberg.co.jp

さらにGEにとってはお荷物だった白物家電を、中国のハイアールに高く売却できたことがニュースになりました。

 

GEといえば白物家電です。今の日本ではほとんど使われることはないですし、GEが白物家電を作っていたことを知っている人がどれほどいるのか。

 

老舗家電のGEのアメリカでのシェアは2位となっています。1位はワールプールという日本では馴染みのない企業です。

 

たとえ2位でもお荷物として売却をしてしまうのですから、CEOのイメルトの決断はすごいですね。

 

この家電部門ですが、当初は日本でもおなじみスウェーデンのエレクトロラックスに33億ドルで売却の話がありました。しかしこの売却は規制当局の反対にあい撤回しました。

 

しかし間をおかずハイアールが54億ドルで買収すると発表があり、結局エレクトロラックスよりも高い値がついたことになります。

wedge.ismedia.jp

エレクトロラックスとの交渉の裏でハイアールとも。やることが狡猾ですな。

 

今のところGEの再編は順調にいっているようにわたくしは思います。

株価的には市場の下落を受けていますが、この株価水準で自社株買いしているのであれば、そうとうお安い水準だと思います。

わたくしはGEに強気です。

 

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