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【ディズニー株を考える】ディズニーはスター・ウォーズという強力なブロックバスターを手に入れたのか

MONEY MONEY-アメリカ株

スター・ウォーズを手に入れたディズニー

スター・ウォーズ ローグ・ワン ディズニー

出典:http://starwars.disney.co.jp/movie/r1/news/20160712_01.html

 

ウォルト・ディズニーは、終わらない物語『スター・ウォーズ』を手に入れました。

2015年末に『スター・ウォーズ7 フォースの覚醒』を公開。

そして2016年12月にはスピンオフ版の『スター・ウォーズ ローグ・ワン』が公開されます。予告編の動画もアップされています。


『スター・ウォーズ』スピンオフ!『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』予告編

 

スター・ウォーズはブロックバスターか

製薬業界では、従来の治療法を覆すような新薬を開発、販売できれば、莫大な利益を手にすることができます。そのような医薬品を『ブロックバスター』とよびます。

 

新薬がヒットすれば長い年月は安泰ですが、いずれ特許切れに直面します。

そのあとに待ち構えているのが後発組、いわゆるジェネリックです。

 

アメリカばかりではなく日本の大手製薬会社も、利益を独占していた医薬品の特許切れにより、沢井や日医工などのジェネリック医薬品企業が、

 

「それ今だ!」

 

といわんばかりに開発費を安くできるジェネリック製品を世に送り出してきます。

医療費削減をすすめている政府は、ジェネリック医薬品を患者にも使用するように促しています。

 

大手医薬品企業は研究、開発を進めて、市場を独占できるブロックバスターを一つでも多く手に入れたいと考えています。

 

ウォルト・ディズニーが2012年、40億ドル(当時約3200億円)で買収したルーカスフィルムが作り出す『スター・ウォーズ』が特許切れのないブロックバスターとなりうるのかどうか。

 

完結しない物語

スター・ウォーズ7 フォースの覚醒

出典:http://starwars.disney.co.jp/movie/force.html

 

『スター・ウォーズ』を知らない人がどれほどいるのでしょうか。

 

わたくしは熱狂的なファンでも、そしてファンといえるレベルではないかもしれませんが、スター・ウォーズは観たことはあります。

 

今回の『スター・ウォーズ7 フォースの覚醒』を除いて新旧三部作は観ております。

 

物語も映像も、子どもから大人まで、だれが観ても楽しめる映画であることはまちがいありません(映画を語る内容ではないので誰でも言いそうな感想ですみません)。

 

そしてなにより、個性が際立ったキャラクターたちが人を引きつけます。

 

スター・ウォーズは圧倒的なコアなファンに支えられています。それは映画ではなく、それに関連する商品。フィギュアや、その他toysなどのグッズの売上から考えればわかることです。

 

2015年12月18日に北米で公開された最新作「フォースの覚醒」は、最初の週末の興行収入が2億3800万ドル(約290億円)となりました。

 

アメリカの投資会社ゴールドマン・サックスによると、今回の新作の、世界で予想される興行収入は80億ドル(約9700億円)になると予想しています。

 

内訳は、およそ20億ドルが映画配給の売上。60億ドルが関連グッズの売上となっています。

 

たとえばこの関連グッズにEAのゲームソフト『スター・ウォーズ バトルフロント』の売上も含まれているとすれば、米フォーチュン誌の発表では、「フォースの覚醒」公開前の2015年11月に600万本、12月に600万本売り上げたとなっています。

小売価格が55ドルとすると、これだけでも6.6億ドルの収益になります。

売上のすべてがディズニーの利益にはならないでしょうが、ディズニーにはライセンス料が入るでしょう。

www.playstationlifestyle.net

 先日、第1四半期決算が発表されました。やはりスター・ウォーズ効果はあったようです。そちらの記事は別ブログ『マネー作戦プルートス』で掲載しております。

ploutos.hatenablog.jp

ディズニーが40億ドルで買収したルーカスフィルムが高い買い物だったのか、安い買い物だったのか。みなさまはどうお感じになるでしょうか。

もちろんこの買収には、スター・ウォーズすべての権利が含まれております。

 

ディズニーは今後、本筋となる物語を3部作考えているようです。

  • 公開になったエピソード7。
  • エピソード8は現在撮影中。アメリカ公開は2017年12月予定?
  • 二年ごとの新作が公開されるといわれているので、エピソード9は2019年?

さらにディズニーは毎年『スター・ウォーズ』の新作映画、スピンオフを計画しているようです。

 

その第一弾となるのが、X-Wingの乗組員を描いた『ローグ・ワン』。このスピンオフはアメリカで2016年12月に公開が予定されています。

スター・ウォーズ ローグ・ワン ディズニー

出典http://buzz-plus.com/article/2015/12/24/star-wars-ultra-panavision-70/

 

スター・ウォーズグッズの人気は

最新作「フォースの覚醒」が公開された前後に、わたくしは東京にある、とあるキャラクターグッズショップに立ち寄ってみました。

 

休日ということもあり店内は混んでいたのですが、フロアの一角にスター・ウォーズグッズが山のように置かれていました。

 

フィギュアをはじめ、コップや文房具、キャラクターをプリントした衣類やハロウィーンで使えそうな変装グッズなど、値段も数百円から数万円もするものまでありました。

 

買いはしなかったのですが、わたくしもスター・ウォーズ関連のグッズは好きなので見て回ったのですが、群がっていた客層に女性が多かったことに驚きでした。

 

こういったグッズは男性中心に好まれると思っていたのですが、男性以上に女性の姿が多くありました。年齢も10代から20代ぐらいといったところでしょうか。

 

「フォースの覚醒」では主人公に、レイ、という女性を持ってきたことで、これまでの男性ファンの他に、女性層を取り込むことに成功したと、あるニュースで伝えていました。

 

わたくしはこのキャラクターグッズ売り場の様子を見て、ディズニー株の購入を検討する一つの材料にしました。

 

わたくしが株を買うときに、数ある銘柄の中から一つ選ぶ方法として決めているのは、自分がその企業の株を持っていてわくわくするか。楽しいか。さらにいえば、たとえ一株でも立派な株主なのだから、その企業の経営者になりたいか。ということを考えて銘柄をしぼって、そして購入を決めます。

 

PERがどうとか、ROEが高い方がいいとか。もちろんそれらも判断材料にいれますが、はじめからそのような数字は見もしません。

 

わたくしが過去に購入したことがあるアメリカ株は、ジョンソンエンドジョンソン、ギリアド、P&G、IBM、ロリラードなどです。

 

そのどれもが、持っていてわくわくして、楽しき気持ちで保有していました。株価が下落しようが、そんなことはどうでもよく、

  • 「P&Gは事業再編してるな」
  • 「IBMはクラウドに移行中か」
  • 「ギリアドのC型肝炎治療薬の売上がすさまじい」

このような情報を元に購入を検討します。

専門的な人からは、そんな買い方はやめておけ、といわれるかもしれませんが、わたくしは株価に興味があるのではなく、企業に興味があるのです。

 

どこの国に行ってもコカコーラはあります。人間が怪我をするならバンドエイドは必要です。クレジットカードは買い物に便利です。

 

こういった、だれもが必要としているモノやサービスを保有している企業というのはそれだけで強いのです。

 

 スター・ウォーズには、ファンというよりも、信者ともいうべき熱狂的なコア層がいます。信者がいるかぎり、ディズニーにとってスター・ウォーズは強力なブロックバスターであること、さらにいえば、掘れば出てくる油田であると考えるのは、そう外れていないとわたくしは思います。

 

ディズニーにはマーベル・コミックもある

ディズニー マーベル・コミック

出典:HOME|マーベル|Marvel|

 

映画のキャラクターが際立っていたら、スピンオフだけで何本の映画を撮影できるのでしょう。

 

スター・ウォーズの登場人物はどれも個性的です。ダース・ベイターはもちろん。ヨーダ、オビ・ワン、ハン・ソロ、ボバ・フェット。いくらでもスピンオフ映画を作ることができます。

 

このスター・ウォーズに負けず劣らず人気があるキャラクターといえば、マーベルのヒーローたちです。

 

ディズニーは2009年にマーベルを40億ドルで買収しています。

名だたるマーベルのヒーローを使った映画が今後10年で17本計画されているようです。アイアンマン、キャプテン・アメリカ、さらにアベンジャーズなど、日本でもおなじみのキャラクターです。

 

マーベルも、スター・ウォーズと同じように根強いファンがいます。彼らがいるかぎり、映画の収益はもちろん。キャラクター商売でもそれなりの利益があるはずです。もしかしたら映画公開収入よりも、関連グッズのほうが圧倒的に売上が大きいかもしれません。

 

ディズニー株が冴えない理由

ディズニーはESPNという世界最大の有料ケーブルテレビであるスポーツチャンネルを有しています。

 

ディズニーにとってこのESPNは営業利益のおよそ半分、46%ほどを稼いでいます。さらにこれは、ディズニー総売上の32%にあたるともいわれています。稼ぎ頭であることは間違いありません。

 

2012年あたりまで1億人を超えていたESPNの加入者数は減少をたどり、現在ではおよそ9200万人となっています。

 

これは、有料ケーブルテレビから、日本でも近年話題になった動画配信会社のフールや映像ストリーミング大手のネットフリックスなどにシフトする視聴者が増えたことが一つの原因といわれています。

 

ディズニーの稼ぎ頭である有料ケーブルテレビの契約者数が今後も減少の一途をたどれば、利益の減少は避けられないかもしれません。

 

市場がスター・ウォーズの利益より、ESPNの契約者数の減少が問題だと感じているのが、株価にも見え隠れしているのは事実であります。

 

ディズニーの株価がこれからさらに下落するのか、それとも反転するのか、わたくしにはわかりません。

 

ただ、ESPNの契約者数の減少懸念があるなら、その元となっている動画配信企業を買収しちゃえばいいし、これからもっと映画やテーマパークに力を入れていくなら、そういった方向に力を注いでいけばいいと思います。

 

「まさかネットフリックスを買収か!?」

 

買収しちゃえて、堀江さんがそんなこと言ってましたね。

 

買収、なんてことはないかもしれませんが、そう考えるだけでも、ディズニーの株価を気にしているより、よっぽどわくわくしませんか。

 

wabisuke.hatenablog.jp

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