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日銀がマイナス金利を決定。日経は乱高下。為替は円安ドル高。マイナス金利を簡単に説明

THINKs THINKs-経済 MONEY

マイナス金利決定

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 昨日29日。日銀の黒田総裁は、マイナス金利を決定しました。

news.finance.yahoo.co.jp

 

 詳しい説明は割愛しますが、この決定により、日経は17000円付近だった株価が、一気に700円ほど上昇しました。

 そして一旦落ち着き16700円あたりまで下落。下落が落ち着くと再び上昇。終値で17500円近辺となりました。

 

 ドル円は118円付近で推移していましたが、120円台まで円安が進みました。

 

 今回の決定がいいかどうかはいろいろ言われています。わたくしの考えも含めて善し悪しは別として、黒田さん的には成功したんじゃないでしょうか(賛成5票。反対4票と、これからもこんな票差で決まるんですかね)。

 

 わたくしはこれまでも申し上げていた通り、2016年は円高ドル安と予想していました。

 だれもが2016年も引き続きFRBの利上げも予想されることから、さらなる円安ドル高で進むと予想しておりました。

 しかし、年明け早々から市場の下落と、ドル安基調からドル円も一時115台をつけ、このまま円高へと向かうと思われていました。

 円安に誘導して一生懸命株価を上昇させてきたのに、このまま円高株安になれば、これまでぶっ放してきた黒田バズーカーの意味がなくなってしまいます。

 

 日経は官製相場なので別として、為替は再び121円台に戻りました。善し悪しは別として、まあ1ドル121円になったということです。

 

マイナス金利。簡単に説明すると

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 今回のマイナス金利。よくわからない人は、

 

「えっ! 貯金してたらお金取られるの?」

 

 て勘違いしているかもしれませんが、そんなことはありません。

 

 今回の日銀のマイナス金利は、日銀が銀行などの金融機関に対しておこなったことです。金融機関が日銀に預けているお金に対して金利を払ってもらう。ということです。

 

 日銀というのは銀行などの金融機関の銀行という役割があります。

 

 われわれがお金を銀行に預けるように、金融機関も持っているお金を預けます。その相手が日銀です。

 日銀は金融機関からお金を預かると、それに対して利息を払うことになります。

 今は0.1%の金利を払っていました。

 

 「0.1%」

 

 お金を預けて、金利がたったこれだけだったら、なんだかなー、て思います。

 だから日銀は金利を低くすれば、日銀にお金を預けている金融機関は、

 

「それならだれか他の人に貸し付けしよう」

 

 となるはずでしたが、銀行はほとんどお金を貸しません。0.1%でも金利がつくなら日銀に預けよう。

 

「だって安全だもん!」

 

 そうすると、いくら日銀が量的緩和で輪転機を回してお金を刷ったところで、お金は世の中に回りません。

 

 それで今回日銀は、

 

「預けてもいいけど、金利をマイナスにしたからお金を預けた君たちから日銀に対して利息を払ってもらうよ。ほらほら、お金を預けているのにお金が引かれていくよ」

 

 そうなると日銀にお金を預けている金融機関はお金を別の使い道に回そうとします。これで世の中にお金が回ると日銀は考えたのでしょう。

 

 しかしこのマイナス金利が発生するのは、上限を超えた一部のお金にだけです。

 

 金融機関が日銀に預けているお金の残高は、およそ250兆円となっています。これらの多く、240兆円ほどに0.1%の金利がつくといわれています。

 

 ニュースでは今回の日銀の決定は、マイナス0.1%としていますが、たとえマイナス0.1%といっても金融機関の収益を圧迫してしまう恐れがあります。

 日銀も鬼ではないので、今回のマイナス金利は、金融機関がお金を預けている当座預金を3つの段階に分けて適用するようです。

 

  1. これまでと同じように0.1%の金利がつく段階。
  2. 金利がつかない0%の段階。
  3. 上の二つを超えた部分。ここにマイナス0.1%の金利を適用する段階。

 

 マイナス金利だからお金を使わないとダメだー!

 

 と、なるような、それほどものすごいことをやったとはわたくしは思います。たぶんマイナス金利になるのはそれほどの額ではないのでは。

 マイナス金利に関してはすでに欧州のいくつかの国がやっていることなので、今、日銀がやっているゼロ金利を考えれば、マイナス金利は「流れ」だったのでしょう。

 ただ、しつこいようですがこれが良いか悪いかは別問題です。正常ではないことをやっているのはたしかです。

 

中国経済やアメリカの動向の影響が大きい

 2016年早々から日本の市場だけではなく、世界的に市場が乱高下を繰り返しています。アメリカの市場を見ても、上下をしながら、結果的に右肩下がりが続いています。

 

 巷では、アメリカ経済はリセッションになるなどと言われていますが、わたくしはそれほどアメリカに悲観的ではありません。むしろ下落している今がチャンスではないかと思っています。

 景気が悪くなるような目立つ指数も出ていませんし、車社会のアメリカでは原油安の恩恵を受けていると思います。

 

 今、警戒されているのは中国経済であり、人民元の動向。さらにはFRBの次の利上げがいつになるかではないでしょうか。

 中国が人民元の切り下げをおこなえば、こちらのほうが世界市場に与えるインパクトが大きいと思います。

 

 日銀がどうこうしても、世界経済を動かしているのは中国やアメリカなわけです。

 

大丈夫かいな?

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 わたくしはマイナス金利よりも、日銀が市場に供給するお金のペースが、これからも変わらず年間80兆円を維持していくということに関して、もう日銀もこれ以上リスクを取れないんだと、すでに十分なリスクポジションを保有していると判断しました。

 あとは民間にどうにかしてくれということでしょうね。

 

 ですがこれで金融機関がお金を世の中にばらまくなんてことにはならないのでは。

 結果的に金融機関は手持ちのお金で国債を買って、長期金利がさらに下落なんてことに繋がるのではないでしょうか。

 わたくしは素人なので詳しくはわかりませんが、はたして今回の決定がどうなることやら見守っていきたいですね。

 

 ちなみに今回の決定のタイミング。甘利さんの辞任にかぶせるような形になりましたね。偶然ですかね。

 しかし甘利さんの辞任。政策を牽引してきた甘利さんだけに。

 サッと身を引いたけど、後任が、、、。うっ!

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