スポンサーリンク

はじめてのアメリカ株投資。初心者にオススメ銘柄『ギリアド・サイエンシズ(GILD)』

世界を代表するバイオ医薬品メーカー

f:id:wabisukenouta:20150822205124j:plain

 ギリアド・サイエンシズは世界第2位のバイオ医薬品メーカーです。本拠地はカリフォルニア州。

 同社の創業は1987年。HIV/AIDS、B型肝炎、C型肝炎などの感染症治療薬。さらには日本ではいろいろな意味でおなじみとなっている抗インフルエンザ薬のタミフルを開発したメーカーです。特許を保有しており、そのライセンスをスイスのロシュ社に供与しています。

 少し話が脱線しますが、アメリカ合衆国の政治家ドナルド・ラムズフェルドが1997年1月から、国防長官に就任する2001年まで会長を務めていたことでも知られています。

 ここ数年でギリアドは大きく成長しました。その要因はなんといってもC型肝炎治療薬『ソバルディ』の貢献がありました。こちらはのちほどご紹介します。

 そのC型肝炎治療薬の開発前は、HIV予防薬製造メーカーとしての印象が強かったと、わたくしは勝手に考えております。

 米食品医薬品局(FDA)は、同社が開発した経口抗レトロウイルス薬『ツルバダ』をエイズウイルス(HIV)への感染予防薬として世界で初めて承認した経緯があります。実際、わたくしがギリアド株を購入した切っ掛けはこのHIV予防薬を開発しているメーカーということを知ったからでありました。HIV予防市場を独占できればこれほど強いメーカーはほかにないと考えたからです。

 その後、ギリアドは同社が開発した治癒率90%というC型肝炎治療薬ソバルディの驚異的な売上により同薬品はブロックバスターの仲間入りをはたしました。

 ちなみに同社の日本法人も新設され2013年から本格的に始動しています。

【ブロックバスターとは】

 医薬品業界の用語で、これまでの常識を覆す薬効があり、驚異的な売上とそれに伴って莫大な利益を生み出す新薬のことを指します。

第2四半期決算。驚異的売上のC型肝炎薬二種『ソバルディ』『ハーボニ』

f:id:wabisukenouta:20150822205145j:plain

 つい先日、ギリアドの第2四半期決算がありました。同社開発の2つのC型肝炎治療薬であるソバルディ、ハーボニの売上高が約49億ドル(約6100億円)に達し、予想を上回ったと発表されました。新たに導入されたハーボニの販売が予想以上だったことが主な理由ということです(ハーボニは、ソバルディと別の薬を配合しており、昨年10月に認可を受けた新薬です)。

 通期については売上高見通しを10億ドル引き上げ、290億〜300億ドルになると予想。同社の株価も一時期は上昇しました(現在は世界的な株安につられて売られています)。

『ソバルディ』と『ハーボニ』の違い

 日本にはC型肝炎ウイルス感染者が150万から200万人いるといわれており、毎年約3万人が肝がんで死亡しています。

 C型肝炎は適切な治療を受けなければ、慢性肝炎、肝硬変、肝がんを引き起こすとされています。感染が続くと高い死亡率の病気に進行するため治療の進化が必要とされていました。

 従来の治療法であるインターフェロンは24から48週間の注射が必要で、さらに副作用もみられました。

 ソバルディは経口投与により12週間という期間で治療ができ、臨床試験でも90%以上の患者が治癒したという結果がでています。

 さらに同社はソバルディとは別に、ハーボニというC型肝炎治療薬を開発しました。

 ソバルディはC型肝炎「2型」が対象でしたが、ハーボニはC型肝炎「1型」に効くとされています。

 なお、日本人のC型肝炎患者は「2型」が20から30%で、「1型」が70から80%とされており、圧倒的に「1型」が多いことになります。

高額な薬価

 ソバルディは別の意味でも注目されています。それが薬価です。

 アメリカではソバルディ1錠が1200ドル(約15万)となっており、1日1錠12週間服用すると10万ドルを超えてしまうという高価格が問題になっています。健康保険が充実していないアメリカでは大きな問題となっています。

 しかし日本においては多少違っています。厚労省によれば1錠(1日分)6万1799.30円となっており、12週間で500万円以上になりますが、3割自己負担でおよそ150万円となる。

 さらに高額療養費制度を適用すれば、1カ月10万円。12週間で30万円以内で治療を受けることができることになります。

ライバル企業

f:id:wabisukenouta:20150822205224j:plain

 ギリアドを追随するメーカーもあります。2014年12月にバイオ医薬品メーカーのアッヴィが『ヴィキラ・パック』なるC型肝炎治療薬を販売し、C型肝炎治療薬の競争は激化しています。

 また、製薬大手のメルクも今年2015年5月にC型肝炎のための配合剤を米食品医薬品局(FDA)に申請しました。

懸念材料

 これはライバル企業の出現が大きく影響します。C型肝炎治療薬で先行しているギリアドですが、ライバル企業のC型肝炎治療薬が台頭してくればギリアドの優勢の座は奪われるかもしれません。パイの奪い合いです。

 もう一つ考えられるのはいずれおとずれるであろうC型肝炎の消滅です。消滅とまでいかないまでも、その患者の数が減ることです。これは大変喜ばしいことではありますが、製薬会社にとってはなんとも矛盾した結果になってしまいます。

今後のギリアドはどうなる

 同社は2015年7月にHIVの新薬承認申請を米食品医薬品局(FDA)に行っています。早ければおよそ6カ月でFDAから承認される予定です。

 またこれより早く他2種類の新薬をFDAに申請しています。これらも早ければ一つが年内に。もう一方は2016年4月には承認が得られる予定です。

 このように新薬を開発し、FDAに申請し、承認を得られれば、順調に成長は続けられます。アメリカはしばらく前からバイオブームが続いていますし、流行だけではなく新薬も次々と開発され実用化されています。ギリアドはC型肝炎治療薬でブロックバスターを手に入れてたわけですが、このように一つでも強力な新薬が開発できれば数年、数十年は大きな利益を得られます。

 これらのことを踏まえても、現在の同社の株価は割安だと思われます。年内から1株45セントではありますが配当も開始しました。大手企業に成長した証でもあります。わたくしも現在は一旦手放しましたが、個人的には市場が落ち着きを見せ、ギリアドよりも魅力的な銘柄が見つからなかったときは買い直す予定です。 

f:id:wabisukenouta:20160717124357p:plain

(※株価2016年7月)

チャート:アメリカ株式市場情報サイト - アメリカ株ドットコム

 

wabisuke.hatenablog.jp

wabisuke.hatenablog.jp

wabisuke.hatenablog.jp

wabisuke.hatenablog.jp

wabisuke.hatenablog.jp

wabisuke.hatenablog.jp

wabisuke.hatenablog.jp

詳細なアメリカ株情報を掲載『米国会社四季報』

米国会社四季報2016年春夏号[雑誌]

米国会社四季報2016年春夏号[雑誌]

 

 

スポンサーリンク