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祝 1万PV突破記念 これだけは読んでほしい『人間について』編

 わたしたちは人間なのに人間のことをよくわかってないですよね。どうしてこの人は言っていることが矛盾しているのだろう、とか。人の本性ってこういうものなのか、とか。自分の物差しで判断してもそれはわからないことです。

 今回ご紹介するものの筆者は精神、心理学者ですが、わたくしが読んでも理解できたのでどなたでも納得できる内容になっています。

 

1位:『徴候・記憶・外傷』(中井久夫著)

徴候・記憶・外傷

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 トラウマとはなんなのか。ポール・ヴァレリーはこんな表現をしています。

体の傷はほどなく癒えるのに心の傷はなぜ長く癒えないのだろう。50年前の失恋の記憶が昨日のことのように疼く。

 心の傷は他人にわからない。体の傷は見えるのに心の傷は見えないがために軽視されてしまいます。

 第1章では記憶を発動する「索引と徴候」。第2章は人間が持つ「記憶」について。そして章が進むごとに、トラウマや総合失調症などの治療の現場。さらには犯罪学の症例と、筆者はさまざまな方法を使い問題を解き明かしていきます。

 本書は精神医学だけでなく、哲学や心理学、さらには犯罪学などにもふれた書となっています。

 

●2位:『夜と霧』(ヴィクトール・E・フランクル著)

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わたしたちは、おそらくこれまのどの時代の人間も知らなかった「人間」を知った。では、この人間とはなにものか。人間とは、人間とはなにかをつねに決定する存在だ。人間とは、ガス室を発明した存在だ。しかし同時に、ガス室に入っても毅然として祈りのことばを口にする存在でもあるのだ。

 筆者は心理学者です。第二次世界大戦中、ナチスにより強制収容所に送られた体験を、戦後に本書『夜と霧』として世に出します。強制収容所に送られる前の選別、アウシュビッツ駅、収容所での生活、生死をわける回避の幸運、そして解放。戦争という極限の世界。死が日常の世界。争いのない国に住むわたしたちが経験していない、むき出しの人間の姿。裏返るような人間の本性。それを目の当たりにした筆者の言葉が、読む者を物語の中へ誘い、ざらりとした疑似体験をさせてくれます。極限の中の人間の姿を知ることができます。

 

●3位:『愛するということ』(エーリッヒ・フロム著)

愛するということ

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 7、8年前にわたくしは本書を読みました。一時期筆者にはまり、『悪について』、『生きるということ』を勢いのままに読みました。どれもが面白く読ませていただきましたが、『愛するということ』が最もよかったと感じました。はやっているのか、最近は書店で多く並んでいるのを見かけます。

 まさに題名そのままです。「愛」てどういうことなのか。

人々が愛を軽く見ているというわけではない。それどころか、誰もが愛に飢えている。楽しい、あるいは悲しいラブ・ストーリーを描いた数え切れないほどの映画を観て、愛を歌った流行歌に聞き入っている。ところが、愛について学ばなければならないことがあるのだと考えている人はほとんどいません。

 「愛」について学ばなければならないほど、わたしたちは「愛す」ることを忘れているのでしょうか。愛とは技術なのでしょうか。その答えを本書で探してください。きっと愛したくなります。

 

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