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『なぜ今、私たちは未来をこれほど不安に感じるのか?』松村嘉浩【著】を読んでみた

 

なぜ今、私たちは未来をこれほど不安に感じるのか?--数千年に一度の経済と歴史の話
 

  小説形式で始まる本書に、当初は「えっ、なんか期待していたのに面白くなさそう」という印象を拭えなかったのですが、我慢してプロローグを読み終えるころにはその印象もなくなりました。

 はっきり言います。読むべき本です! 読んでください。もう拍手拍手です。今年はまだ4カ月ほどしか経っていませんが、ベスト3に入る。いや今の段階ではナンバーワンです。

 本書は小説形式で進みます。イマドキの女子大生がしょうがなく履修したゼミの教授との講義内容を通して、現在の世界が直面している経済問題に焦点を当てています。経済といっても難しい理論が駆使された内容ではありません。物語はイマドキの女子大生を相手にしていますから、誰でも理解できるように、それでいてかなり核心をついた内容となっています。『進撃の巨人』『鋼の錬金術師』『セックス・アンド・ザ・シティ』など、若者が取っ付きやすい素材をあげて、それらの内容と現在の世界経済、さらには過去から未来へと話は広がります。

 わたくしがなぜ本書を賞賛するかというと、現在の世界経済がどのようにして創られたものかを、教科書とは違う別の角度でとらえた点であります。わたくしは物事には表もあれば裏もあると常日頃から考えているのですが、まさに戦後教育は西側からのもので洗脳されている点にしっかりと触れていること。勝者が作り上げた世界システムに組み込まれていることを本書は気づかせてくれます。

 さらに、現在日本が行っている異次元緩和を簡素に、そしてわかりやすく説明して、その危険性を訴えています。

 本書の言葉を借りれば、わたしたちは「不安の時代」に生きていて、1000年に一度の「新しい時代」を体験する、まさにそのリアルタイムに生きているのかもしれません。

 書店には難しい経済本が並々と積まれていますが、読むべきは本書であります。わたくしが自信を持ってオススメします。

 

  資本主義を簡単に知りたいという方には、次の順番で読むことをオススメします。どれも難しいものではありません。わたくしでも理解できるほど丁寧に書かれています。

超入門 資本論

超入門 資本論

 

wabisuke.hatenablog.jp

なぜ今、私たちは未来をこれほど不安に感じるのか?--数千年に一度の経済と歴史の話

なぜ今、私たちは未来をこれほど不安に感じるのか?--数千年に一度の経済と歴史の話

 

  わたくしが書いた過去記事も貼り付けておきますのでよろしければお読みください。

wabisuke.hatenablog.jp

 

では今日はこのへんで。

 

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