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『希望の資本論』池上彰、佐藤優【著】を読んでみた

BOOKs

 

 ピケティの『21世紀の資本』で良くも悪くも注目を浴びている資本論。はやりに乗って書店には資本論資本論の題がついた書籍が多々あります。

 わたくしも『21世紀の資本』を読んでいますが、なんだか読みづらく今は途中でほったらかしにしています。環境が変わったせいで読書する気が起きなかったこともあるのですが。

 久しぶりに書店で三冊買いしたうちの一冊が今回紹介する『希望の資本論』です。池上彰氏、佐藤優氏というだけで読まずにはいられません。本書は座談会形式で進みます。池上彰氏の書籍は親切に書かれていますので読みやすいのですが、今回はさらに座談会形式なのですいすい頭に入ってきます。佐藤優氏とのやり取りも面白く、わかりやすくまとまっています。

 もう本当に面白いですよ。一日で読み終えることができます。冒頭にピケティにふれますが、ピケティの書はマルクスの『資本論』とちがっているので、本書はピケティを議論していません。全編と通して『資本論』をベースにして、現在問題となっているさまざまな要素を『資本論』を通して議論しています。

 労働の本質。現在の日本の姿。『資本論』からみるイスラム国。多くのことは『資本論』から説明できることを教えてくれます。

 また、「労働する」ということを考えたときに『資本論』を読んでいることで労働の必要性に納得できる考えを持つことができると、『資本論』の重要性をも語っています。

 本書を読むうえでまちがえないでほしいのは、丁寧に『資本論』を解き明かしているわけでなく、あくまでも『資本論』にはこういった考えが書かれていますよ、というふうに対談が進んでいるので、『資本論』を解き明かした内容ではありません。

 しかし、お二方の対談を読み進めるうちに『資本論』を読みたくなるのはわたしだけではないはずです。

 

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