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ジブリ作品『かぐや姫の物語』ネタバレじゃない感想

 アカデミー賞で話題に

アカデミー賞で話題になったジブリ作品『かぐや姫の物語』が先日、日本テレビ系列で放送されました。たいした興味がなかったのですが、PC作業をしながら、なんとなくチャンネルは合わせていていましたが、すぐにパソコンを閉じました。わたくしの予想と違い、はじめから引き込まれました。

 

まず映像が水彩画のようにきれいでしたね。わたしくしは詳しくわかりませんが、CGとか今時のものではなく、あのシンプルさが観やすくて、それだけで引き込まれました。どこかでCGとかそういったものも使っているのかもしれませんが、「コンピューターで作ったぞ!」的な印象がなかったのでわたくしは好きです。

 

物語もみなさまが知っているように竹取物語です。わざわざ内容は書きませんが、竹の中から生まれ、大きくなり最後は月へ帰るというあの物語です。本当におおざっぱですみません。

 

わたくしの中のジブリ作品は、『ナウシカ』、『ラピュタ』です。それに続くのが『魔女宅』、『紅の豚』です。最後に映画館で観たのは『千と千尋~』だったはずです。最近のものは全然観てもいません。テレビ放映されても30分で話の内容がわからなくなり、混乱して観なくなります。今回もそうなるかなと思いきや、これがこれが。たぶんわたくし『竹取物語』の内容を知っているせいか、ストレートに入ってきたとでも言えばいいのでしょうか、だから観やすかったのかもしれません。

 

わたくし、大学が文学部で、コテコテの日本文学専攻でしたので、このへんの物語を一年目から学びました。古事記とか日本書紀とか万葉集とか伊勢物語、源氏物語、平家物語。もうほとんど覚えてないですけどね。ただ、『竹取物語』のときに学んだことは少し覚えていて、違う物語でも同じような構造だったりとかで「へー」て印象に残ってます。

 

かぐやは月の都で罪を犯して地上に落とされるのですが、この罪って一体なんだったのでしょうね。大学で講義したような気もしますが忘れました。神や英雄が地上に落とされたり、旅に出なければならないことを『貴種流離譚』というのですが、かぐや姫もヤマトタケルの旅もそうですね。地上という穢れの地で苦労したり、旅を通して苦難にあったり。最後は罪を許されて聖地に戻ります。この『貴種流離譚』ていうのはファンタジー映画とかでも根底の部分はこういった考えを元にしているのでしょうかね。英雄が旅にでるとかです。

 

それと人間側からしてみると、竹取物語の場合、竹取翁がかぐやを迎え育てたのは『異人歓待』ということになります。異人または『まれびと』ともいいます。

 

例えば人間を円の中心に考えて、円の外側に向かえば向かうほど人間から遠い存在であり、それを異人と考えます。所謂、神の存在です。また、神が円の最も外側だとすれば、その真逆にも同じようにいるわけで、それが乞食や穢多(えた)、非人です。神と乞食を比べれば、それは天と地ほどの違いがありますが、異人と考えるならば同じなのです。竹取の場合は、竹から人が生まれるわけがないので、これは人間ではない異人となります。翁はそれを歓待しました。食事を与え宿泊させました。要は育てたのですね。伝承では異人を歓待することで福が訪れます。翁はどうなりましたか。見返りがありました。財も身分も手に入れました。

 

別に講義したいわけじゃないですよ。こういった学んだことも思い浮かべながら観ていたので、わたしくは面白かったです。みなさまはどうでしたでしょうか。

 

では今日はこのへんで。

 

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