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ウォーレン・バフェット銘柄のIBMてどうよ

 永遠の不発弾

 「永遠の不発弾」とまで言われているIBM。

 IT嫌いで有名だったバフェットが同社の株を大量購入したことにはだれもが驚きました。コカコーラ、ウェルズ・ファーゴ、アメリカン・エクスプレスと、4大シェアがポートフォリオの中で占めることになりました。

 これが大きく報道されてから、わたしも真似るようにIBMを買いました。その後、ゆっくりではありますが株価は上昇していきました。しかし2014年の決算がよくなく、株価は滝のように落ちました。IBMは事業仕分けを行い、採算がとれない部門を売り、これから伸びるであろうビッグデータ、クラウドサービスへと舵をきっている最中です。同時に自社株買いも頻繁に行い株主重視の姿勢もみせています。

 バフェットは「異なるレンズ」で見たときにIBMは買いだと判断したようです。低迷している今でも、さらに買い増しをしたニュースがありました。

 わたしもほんの少し同社の株を保有しています。しかし今は売却しようと考えています。株価が急落したからではありませんし、悪い会社とも思っていません。むしろ今辛抱して、IBM自体の舵取りが成功すれば大きく成長して生まれ変わるとも思っています。ビッグデータ、クラウドはこれからの時代になくてはならないものだと考えます。自社株買い、配当も行っているので長期で保有していればそれなりのリターンはあるかもしれません。株価が低迷している今はむしろ買い時でしょう。しかしわたしの考えはちょっと変わってきました。

 成功者のマネをすることは必要なことだと思います。物書きになりたい人は好きな作家の小説をそのまま写し書き、それを繰り返すことでその作家の息づかいなり、行間を読むことができるようになります。書く練習にはいい方法です。

 わたしはバフェットを真似て銘柄を選びました。まったくの真似をしてみたのです。バフェットが保有しているから大丈夫という気持ちにもなり、株価に一喜一憂しなくなりました。株価を見るのではなく、企業そのものを見る姿勢も身につきました。それを繰り返すことで自分なりの投資の感覚を身につけることができました。

 しかし最近疑問に思ってきたのです。バフェットの投資に対してではありません。現段階のわたし自身の投資スタンス、資産、能力を考えたときにバフェットを真似る投資では大きくジャンプできないと思いました。

 バフェット率いるバークシャー・ハサウェイの手元資金は2014年時点で500億ドル。日本円で5兆を軽く超えています。これだけ大きいとなんでもかんでも投資対象にはできないはずです。いくら有望株があったとしても、バークシャーの規模を考えれば、有望株であると同時に企業規模も大きくなくてはならないでしょう。時価総額が上位にある企業が投資対象になってしまうのは自然のことかもしれません。大きすぎて身動きがとれない状態ではないでしょうか。リーマンショックや世界同時株安になったときにつられて急落した大企業有望株を大量購入するか、あるいは完全子会社化してしまう。

 バフェットから話を変えて、例えばわたしたちの投資スタンスでも同じことが言えるのではないでしょうか。1億円持っている人がバフェットのポートフォリオのように、それなりの配当が受け取れ、株価の激しい高騰も急落もなく安定している企業に投資すれば、十分資産を増やすことができると思います。しかし投資資金がそれほど大きくない人がこのような銘柄に投資しても資産を増やすのにはそれなりの時間が必要です。間違わないでください。短期間でお金持ちになれるなんてわたしは思っていませんし、複利の力も知っています。簡単に言ってしまうと、投資額の違いで投資スタンスを変える必要があるのではないかと最近思い始めたのです。

 バフェットのように優良銘柄を長期保有することはもちろんのこと、それだけではなくこれから有望株になりそう、なるであろう企業に投資して保有する。当たり前のことと思われる人もいるでしょうが、なかなか有望株になりそうな銘柄を見つけて投資するということは簡単なことではありません。未来を予想しなければならないことですから。「バイ・アンド・アホールド」になってはいけません。「バイ・アンド・ホームーワーク」。まさにジム・クレイマーの投資スタンスが大事だと思いはじめています。

 

では今日はこのへんで。

 

追記

2016年7月現在、IBMをバフェットは売却していません。

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