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『ジム・クレイマーの株式投資大作戦』ジム・クレイマー【著】を読んでみた

 

 本書は2006年7月に発行されたもので内容は古い。リーマンショック前であり2000年から2003年の間の話が多くなっている。

 日本ではあまり馴染みがないジム・クレイマーですが、アメリカではあのウォーレン・バフェットにも勝るとも劣らない人気者らしいです。風貌はうさんくさいレスラー風で、投資がうまくいかないと二階の事務所の窓から電話が飛んできたりという噂もあるほど気性が荒いらしです。それでも憎めない人柄みたいです。

 投資関係の本なんて山ほどあります。さらに本書はアメリカ株のみの内容です。そのまま日本株に当てはめることはできません。それでも本書は投資本としてたいへん参考になりました。

 ジム・クレイマーの投資方法は『バイ・アンド・ホームワーク』。バフェットのように買ったら持ち続ける『バイ・アンド・ホールド』ということはせず、つねに買った銘柄の売上、財務状況はどうかを調べながら、成長が続くと思われるときは持ち続け、少しでも懸念材料があるときは躊躇なく売るというスタンスをとっています(現在発売されている続編となる本では180度投資方法を変えています。次回ご紹介します)。

 さらに典型的なサイクル型といった感じの投資方法もとります。好景気から不景気、FRBによる金融政策、それらを見極めながらその時々でどのような銘柄に投資すべきか。これはアメリカだけではなく日本株の投資でも参考にできると思います。

 またポートフォリオの2割ほどは投機的な投資をするべきだと主張している点も面白いです。資産を増やすには安定的な成長株に加えて、投機的な銘柄、さらにオプション取引で投資することも必要だとしています。しかし、なにも調べずに無謀な銘柄を選ぶのではなく、ホームワークをして低位に放置されている銘柄を選ぶべきと注意もしてくれます。

 本書でジムはバフェットが行う永久保持投資を嫌っている書き方をしていますが、けっしてそうではなく、ただ買って放置していることが嫌いであり、つねに調べることが大事という投資スタンスを持っています。

 全体的な投資戦略として長期、中期、短期、投機と勝つためにはすべての投資方法が必要であるとしているので簡単なことではありません。ただ投資をしている人には一読をおすすめします。

 しかしこのジム・クレイマー。投資がうまいのかどうなのかわかりません。本書にはよく彼の失敗した投資のエピソードが書かれていますが、そのたびに彼は妻の一言に助けられています。彼が投資で失敗しそうなガクブル状態のときに弱音を言う彼に、妻が一蹴。ジムは強気だったり弱気だったり。本書を読んでいて彼の人柄もよくわかります。

 ちなみに本書ですが、すでに書店で買うことはできません。Amazonでも5000円から10000円の間で取引されています。わたしは数週間前にたまたま入った古本屋で1500円で手にいれました。これをAmazonで売ればいわゆる『背取り』なのでしょうが、思いのほかよかったので我が家の本棚行きです。

全米No.1投資指南役ジム・クレイマーの株式投資大作戦

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