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『お金持ちになれる黄金の羽根の拾い方2015』橘玲【著】を読んでみた

 

 本書は2002年に発売されたものの改訂版である。当時から10年以上経過して法律や金融に関する決まりごとにも変化がでてきて、また国の経済状況から個人の人生設計を考える上でも多少の変化を加えることが必要としての改訂版ではあるが、当時の内容をそのままにしている部分もあり、さらに補足として加えているものもあるので、2002年のものとかぶっているところもある。わたしは2002年度版は読んだことがないので楽しく読めた。

 著者も書いているが、本書とよく似ているものでロバート・キヨサキの『金持ち父さん貧乏父さん』がある。お金持ちになる方法を詳細に書いているものだが、ロバート氏のものはアメリカがベースであり、それをすべて日本に当てはめることは難しいとして、本書著者は日本で行える日本人のためのお金持ちになる方法を書いている。

 内容の割合で言えば不動産関係と起業に関することが多くなっている。不動産についてはよく議論される「賃貸」か「購入」かについて著者の考えがまとめられている。この議論自体が個々人がどう考えるかで違うのだが、なぜそうなのか、ということがわかりやすく書かれていて納得できる。どのようなリスクがあるのか、また住宅ローンとの付き合いかたなども書かれている。

 もう一つ大きな割合で起業することが書かれている。これは日本でできる税金対策としてどういったことができるのか、また会社を持つことのメリットはなにかなど、著者が実際に会社を作った実体験を踏まえた内容となっている。読んでいて、これならやってみようかなという気持ちになる。難しいと感じていた高いハードルを低くしてくれるような内容となっている。

 これからの日本を考えたときに自分の身は自分で守らなければならないことは今に騒がれたことではない。改訂版として再び発売されたことは、やはり世の中がそういった流れになっているのだろうと思わずにはいられない。

 

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