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『暗黒寓話集』島田雅彦【著】を読んでみた

 久しぶりに経済本から離れました。

 島田雅彦さん。わたしはあまり読んだことないのですが『自由死刑』がテレビドラマになったとき見てました。たしか『あしたの、喜多義男〜』ていうタイトルでしたね。これ面白かったのを覚えてます。

 本書は8つの短編がつまったものとなっています。30分もあれば一話読み終えることができます。

 『暗黒寓話集』となっていますが、サスペンスとかホラーとか、そういった内容ではありません。舞台のほとんどは東京。どこにでもいそうな人たちの視点で物語が進みます。

 だれでも一度は考えたり、思ったりする些細なことに焦点を当てているところが滑稽にも思えて、逆に物語に引き込まれる要素にもなっています。恋愛とか、殺人とか、そういった鬱陶しいものはありません。乾いた文章と、無駄を省いた言葉で肉付けされ、淡々と進む物語が心地よくもありました。

 世の中を、すこし斜めから見てみると、たぶんこういった書き方がピタリとくるんでしょうね。

暗黒寓話集

暗黒寓話集

 

 

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