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『「自分メディア」はこう作る! 大人気ブログの超戦略的運営記』ちきりん【著】を読んでみた

 

 ちきりんさんの書籍なんて計画的じゃないですか、と思われるかもしれませんが、そんなこと一切ありませんよ。

 正直に申しまして、わたしは「ちきりん」さんが何者か、一カ月前までまったく存じ上げていませんでした。ブロガーとしてこの世界では有名な方なのですね。なにぶん新参者なのでお許しください。

 書籍の腰巻にも書かれているのですが “無名から”、とか、“トップブロガー”、とか、こういった単語を見ただけで、わたしは読む気にもならなければ手に取る気にもなりませんでした。「本当かよ?」「無名からなんてムリでしょ」と思っていたからです。

 ブログとかの経験がないからだろ? いや、あるんです。適当に。ブログじゃないですけど、TwitterTumblrFacebookなど。Tumblrはそれなりに楽しかったのですが、結果的にどれもが続かず投げっぱなし。ほとんど手をつけなかったものもあります。もはや放置状態。

 それなのにいまさら「ブログ」に興味を持ったのは、実はWordPressでページをつくっていたことが関係しています。公開はしてないのですが下準備として参考書まで買って懸命につくっていたのですが、WordPressて作り込めば作り込むほど楽しくなって「書くことが目的なのか、ページをつくることが目的なのか」わからなくなってしまいました。

 それでいろいろ調べていたら、<無料ブログvsWordPress>、<はてなブログがいいわけ>、<WordPressにも負けないはてなブログ>、とか検索でヒット。正直『はてなブログ』てよく知らないし、アメブロとかFC2とかとなにが違うのという無知な人間でした。

 外出ついでにたまたま立ち寄った書店で手にしたのがちきりんのこの書籍。目次には「“はてな”を選んだ理由」などもあり、とりあえず買っとくか、とレジへ。

 

 前置きが長くなりました。

 書籍は目立つ赤いカバーに、ふざけるなとツッコミたくなる似顔絵? もはやなんでもありか、と過度な期待はせず読み始めて「ムムッ!」。

 書籍は読み応えあります。280ページ超の分量に縦書きでびっしりと書かれています。さらに書かれていることも「ここまで正直に書いていいのかよ」と思うほどです。

  大きく二つに分かれています。

 ・『裏を知る』篇

 ・『表を読む』篇

  前半部にあたる『裏を知る』篇では、ちきりんさんがどのようにブログを始め、ブレークするまでの経緯、ブログでのルール作り、これからのこと、などが書かれています。すでにブログをやっている人にも参考になると思いますが、わたしのようにこれからやってみようという人には、是非読んでいただきたいですね。

 なんのためにブログを始めるのか。一人ひとり理由は違って当たり前です。わたしの場合当初は、WordPressより簡単なもので、なんとなく発信できればいい。ぐらいにしか思っていませんでした。ちきりんさんは日記として書き残す場所が紙からネットになり、場所が変わっても自分のための日記だったので、それでどうこうなろうなんて考えてもいなかったようです。『Chikirinの日記』ていうぐらいですから。

 

 ブログを書く理由は、自分が書き続けるためにもっとも核となる重要な部分です。それが不特定多数の人に読まれることがわかっていても、自分のためという思いがなければ書いていても楽しくはならない。人の意見は大事だけど、そればかりにとらわれていたら自分の考えがブレてしまいます。自分のために書く、ていうほうがいい結果を生むのかもしれません。

  わたしが一番参考になったのはブレークした章でした。ちきりんさんははっきりと「運がよかった」と振り返っています。注目されたいと考えている人には救いようのない言葉ですね。わたしも本を閉じて寝ようかと思いました。

 そんなもんですよ。「運」て大きな要素ですよ。どんなに頑張って死にものぐるいでやってもダメなときはダメで、逆になんでこんなものでうまくいくんだ、てこと多々ありますもん。

 だけどわたしはこうも思います。「運」て引き寄せるものではないのか、とね。

  部屋にずっと閉じこもって「おれは運が悪い」なんて言ってるやつには天地ひっくり返っても運なんてあるわけがない。それじゃ動けば運がある、運がよくなるか、と言われれば、それはだれにもわからないけれど、動いたことで運にぶつかる可能性は、じっとしているときよりも高くなる。当たらないからと言って宝くじを買わない人には絶対に宝くじは当たらないが、買えば当たる「かも」しれない。

 ちきりんさんはブログを継続して書いていた。そう、書いていたんです。注目されようなんて考えてもいなかったのに火がついた。さらにTwitterなのど影響もあり瞬く間に知られるようになった。ブログを始めていなかったらそんなことはなかったのに、動いたから、たまたま運にぶつかったのです。

  『裏を知る』篇だけでも十分読み物として楽しむことができます。ブログを始めている人にも運営を見直す参考になると思いますし、これから始める人にはどういうスタンスで取り組むのかと考える手引きになります。

 

 『表を読む』篇では実際いくつかのエントリが6分野にまとめられています。これだけでもちきりんのことが大体はわかります、とご本人が書いているようにこれだけでわかります。ご丁寧にメラメラ炎上マークもついていて、多ければ(最高5つ)賛否両論、白熱の議論があったことを表しています。

 わたしはちきりんさんの文章をブログではなく、この書籍で初めて拝読させていただきました。ふむふむ、と思うこともあれば、そうかな、と思うこともあり、みなさんご自分の意見を持っていますからエントリについてこれ以上申し上げることはありませんが、こんなもので炎上しちゃうのか、という一つの目安もわかりました。

 

 ただ、ちきりんさんのことを知っている方にはこの書籍は物足りないかもしれませんね。掲載されているエントリもすでに読んでいるはずですから。ブログをこれから始めるわたしなどにとっては参考にできるものでしたし、ちきりんさんなる方も知ることができました。

  ちきりんさんの主戦場はブログであり、多くの人にブログを知ってもらいたいと思っているようです。書籍はそのための一つの手段なのでしょうが、そんな簡単に新規読者が増えるのかわたしにはわかりません、と言いつつ、見に行っちゃってるわたしはなんなのでしょうね。

 

「自分メディア」はこう作る! 大人気ブログの超戦略的運営記

「自分メディア」はこう作る! 大人気ブログの超戦略的運営記

 

 

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